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池田建築事務所

古民家再生池田建築工房

古民家再生からリノベーションへ  池田建築工房

現在ではまだ在来、伝統工法の建物が数多く残っています、この建物を再生し活用することによって、地域の大工 左官 建具など職人の技術の伝承や地元の資源の活用ができるのではないかと思っています。

たとえ新築であっても建材やクロスが当たり前となった仕上げ材の中で木材の良さや自然素材を提案できればと、地元吉野の無垢の「杉」「桧」はもちろん「古材」そして集木材は対比重当たりの耐力が構造材としてはもっとも優秀であり、熱伝導率を考えれば内装仕上げに適しています。

リノベーション
山本邸着工前
リノベーション
山本邸完成

杉の板材などは、ヒルムアルデヒド等の吸着性、湿度調整能力も高いのです。
何より、地元で生産できる資材であること、容易に自然に帰せること、これこそエコと呼べるものだと木造住宅の良さをアピールしています。


また、古い建物改修にとって一番考慮しなければならない耐震化にたいしては友人の設計事務所と共同で行っている木造耐震診断、耐震工事を通して経年建物のただの「リフォーム」ではない「リノベーション再生」についての提案をおこなっています。

 

古民家・民家再生への取り組みと思い

古民家といわれ、文化財的価値のある建物はそんなにあるわけではありません。
でも今尚、築100年200年と経過していても増改築、改装を重ねて今に至って、現役で使用されている建物が沢山あります、私はそれを総じて「経年建物」と呼んでいます。

リノベーション
恒岡邸着工前
リノベーション
恒岡邸完成

経年建物には特徴として、独立した礎石の上に載っているため不同沈下があり、箇所箇所で高さが違っている事、そしてしっかりした礎石に建っている柱は、実は案外少ない事が上げられます。

高さの矯正はそれ程難しくはないのですが、むしろ偏心によって長い年月でひねりが発生していることがよくあります。だから、まず偏心を矯正できるよう計画をたてることが前提です。

又 弱った部分と体力十分な部分、許せるひずみと許せないひずみ、が混在し長い間の無理な増改築で余計に寿命を短くしているケースもよくあります。

でも一つ一つ整理していけば案外使える部分が多くあるもので、すでに建設当時に古木を再利用してある例は沢山見うけられます。

現場で梁、柱の声を聞き無理に力を入れず、逆らわず、語りかけていけば再生は十分できます。

「人間の歳はリセットできませんが建物の歳はリセットできます」


でも、大事なのは持ち主の思いです、文化財でない以上費用対効果を考慮しなければなりませんし、新築でない以上計画にどうしても制限を受けます、長い年月よる傷やひずみがあり、それを特徴と受け止めることができるゆとりと理解がいるのです。

                                                             
長期優良住宅について

私が知っているそんな経年建物こそ実は長期優良住宅ではないですか、なぜなら現に100年、200年たっても現役で使用されていることが証明です。

もともと日本瓦は50年と言う年月を想定して葺かれ、毎年の台風に瓦が飛ぶと家主みずから屋根に上って予備の瓦を差し替えていました。床がきしみだすと床下に潜り込んで楔をかます、柱脚に継ぎ補修の跡がある、そんなことが当たり前のことでした、メンテナンスのしやすい構造と工法でした。

大事な構造体は何年も使い家族構成や生活様式にあわせ容易に改装、改造ができる、それこそ今課題になっている長期優良住宅の考え方でしょう、そのためには大事な要素があります。


1 特別な工法や材料はできるだけ使わない
2 地元で生産できる寿命の長い材料と伝えたい技術を利用する。

リノベーション
美しく改修された古民家
 

なぜなら、職人誰でも扱える材料と工法であればこそ、いつの時代にあっても容易に改装改造ができ、競争原理で費用も安価にできるのです。

その需要のサイクルが地域の技術を育んできたのは言うまでもありません。地方の住宅建築はその地場の産業でなくてはなりません、地域のシステムが長期に使える住宅をささえる、建設してから100パーセントメンテナンフリーということなどあるはずはないのです。


技術が守られてこそ優良な性能が維持されるのです。だから過疎化する農山村部にまで全国規模の住宅メーカーが進出してくるのは望ましいとは思いません、まして改装改造が容易でない軽量鉄骨の住宅が長期優良住宅として認定されていることも理解しがたい思いです。

補助金や減税優遇を利用し、行政の指導にしたがって建設する建物が、修理してでも残そうと思ってもらえる建物であれば長期に使用してもらえるであろうし、その思いや愛着が生まれないなら、むしろ費用を掛けず、一代だけの仮の棲家で事足りると判断されるのではないでしょうか。

その場所にはその場所の住まい方があり風習や環境条件がある。

だからこそ地域の特色が発揮される、その特色を残そうという思いが生まれる。
結果、エンボディットエネルギーが抑えられる。まさに省エネそのものではないでしょうか。
紀伊半島ぐらいの規模で鳥瞰図を描く、そんな夢のある政策を期待したいですね。

リノベーション リノベーション リノベーション