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池田建築事務所
現在リノベーションをテーマに住宅の改築を行っています。古民家再生で得たノウハウを一般住宅にも生かし、経年にともない時代に合わなくなった機能や性能を、建て替えずに時代の変化に合わせ、住みよい住まいへと再生しています。

古民家再生池田建築工房

古民家・民家再生事例 池田建築工房

大淀町I宅

施主:納屋の床は落ちてしまっているし壊した方がいいかな? 

これが相談の内容でした。
依頼主は築130 年ほどの藁葺き屋根を波板で覆った民家の持ち主で、その屋根を数年前に風情を残すため、軽量の金属瓦で葺き直し、改修工事をしたのも私でした。

リノベーション
着工前
リノベーション
工事中

調べてみると、物入れに使われ閉め切られた窓、おまけに裏山に接する溝は落ち葉に埋もれ雨水が流入し、なるほど床は抜けていました

牛小屋から門 小部屋そして鍵の手に広が中二階の納屋そのつづきには本屋脇に建つ蔵へと屋根はつながっていました。

施主と話してみると数年後には退職して帰郷してくる予定とのこと、また多趣味な方で陶芸、絵画などに興味があり、いろんな活動をしたいと思っていることもわかりました。

そこで工房として保存してはどうか、必要な床下の防湿基礎補強 屋根の軽量化 構造部の補強など提案しました。ツシ二階には養蚕していたころの道具が沢山残っており、当時の様子が伺われました。

床は杉の無垢のフローリング、壁は梨目土で中塗りで仕上げ、腰壁は桧板材の〔特別〕漆塗り
屋根は平板瓦葺き 外壁 漆喰  半床は以前お母屋で使われていた物を加工して再利用しました。

今では多趣味な工房 書斎として、又多くの友人を招く場所として使っておられます。

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大淀町I邸 現況調査時
リノベーション リノベーション リノベーション
リノベーション リノベーション リノベーション

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大淀町I邸 再生後

リノベーション リノベーション リノベーション
リノベーション リノベーション リノベーション

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古民家・民家再生事例-2

吉野山 O邸

本格的に全面保存再生にとりくんだ建物です。
築100年の本体は吉野山の蔵王堂からつづく尾根筋の街>リノベーション道に面して、葛菓子の製造販売を営む店舗付住宅、お施主さんと話してみると、最近逝去されたお父様の大事にしていた家だからこの家には深い愛着があり、残したいとの要望でした。

建物調査してみると、通りに面してはほとんど建具が入れてあり、お花見の頃にはすべて開放し店になっている、裏には30年ほど前に増築されたという2階建ての部分が本体に結合されていました。店が主体であったらしく玄関が半畳ほどで、狭くて困っているとのこと。

居間の天井、梁、柱 指し鴨居、棚板にも長い年月の リノベーション重みと風情があり、この雰囲気がすべてを語っているように思えました。

増築された一階部分には、風呂 洗面 便所の水周りと和室、台所続きのもの入れなどが整理できそうなスペースがあるように見えました、2階へ上がる急な階段の改善スペースに使えそうでした。
本体の下屋を取り込んだ台所には不思議にも、必要と思われるところに柱が無く天井内の様子に要注意だと感じていました、解体してから判明したことですが相当無理をして台所スペースを延ばしてあり、入り口脇の柱の足元は腐食して6センチはつぶれている状態 でした。

2階には当時はお客さまを上げて接待したらリノベーションしい床付、広縁付の座敷があり昔は蔵王堂まで見渡せたと言うことです。
増築された建物は基本的にはしっかりしているのですが、取り付け部分で雨漏りが発生し天井が腐食していました。
床下には隣接する側溝から雨水が浸入しているらしい形跡があり、増築部分は延べ基礎を回してありましたが、もちろん本体部分は礎石でした。

問題は30年前に増築された部分が歪の発生した本体に取り付いていることでした。
屋根は本体は波板鉄板〔建設時は杉皮葺きの様です〕、増築部は瓦棒葺きであり、景観を考えれば日本瓦にしたいと要望されていました。

床下 屋根裏の構造材 何度か調べに行く中でふと蟻害が思ったより少ない、そんな印象をもちました。


計画に関してはリノベーション
1 屋根が瓦になることの負担は耐震計画で確実に補うこと
2 雨仕舞い、景観の悪い増築部分の屋根はこの際、形状変更まで考えること
3 シーズンがある、店としての利用と人が大勢集まる家との使い分けはどう提案するか
4 葛菓子製造に必要な、唐臼のある作業所をふくめて計画する
5 風情のある2階座敷部分と1階和室居間はこのままの雰囲気をそのまま残す
6 2階に大勢が集まれる場所を確保すること
7 2階に奥さんの部屋が作れるか       等

結果、一階の居間は風情をこわさず残すことが出来たと思います。リノベーション
2階の座敷を広縁を含め一間の床を中心に3尺水平に移動し、収納建具で自由に中廊下を取り込みホールと出来るよう計画しました。

隣接する旅館からよく見える外観は控え目に、でもそこにあってほしい景観であると親しまれるよう配慮しました。

店舗に関しては店として固定された部分を小さくまとめ、普段は玄関先として、またシーズンには店先として、使える軒下空間を提案することにしました、実はこのスペースの下には合併浄化槽が座っているのですが。リノベーション

おかげで一番不利だった道路側面の体力壁は6枚取れることとなり、安心な体力を確保できました。

その代わり工事が進むにつれて、反対面の既設風呂の腰積みブロックがいかにも不安材料となり、思い切って撤去、隅柱の補強も気の済むまでできました

こういった工事は事前にすべて把握し難く工事が進むにつれ、調査や方針を再検討しながら最善の方法を選択していきますが、当初の計画予算からあまりずれないよう管理していくことがいくら経験があっても難しいところです。
でも最終的には耐震強度1.5を確保することが出来たことは目的を果たせたと思っています。

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店舗改修前 店舗改修後
店舗改修前 店舗改修後

店舗改修前 店舗改修後
店舗改修前 店舗改修後

店舗改修前 店舗改修後
外観改修前 景観に合わせて改修

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